RSR Naturestove

ご飯も炊ける超軽量のチタン製折畳み焚火台

RSRネイチャーストーブは単独野営における最適な簡易カマドです。
チタン製の本体と付属部品を合わせて総重量約160gと軽量で仕舞寸法は220mmX180mm A5サイズポーチに収めることが出来るサイズとなっています。
枯れ枝を燃料にする焚火台は燃料を携帯する必要が無く装備を軽量化することが可能です。また、野営地環境に左右されることなく確実に焚火を熾すことが出来る安心感は単独野営において何事にも代えられないものです。

_1010870焚火缶中(ビリー缶ミドルサイズ)使用時の様子

イワナ釣り + 単独野営 + 焚火台

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イワナは渓の最上流に生息しとても用心深い魚です、人の気配に非常に敏感なので釣果を求めればおのずと山奥に分け入らなくてはなりません。しかし整備された登山道を外れルートファインディングしながらの遡行は体力が必要で危険も伴いますので装備を可能な限り削り軽量小型化する必要があります。

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源流単独野営釣行における焚火台の役割

私は以下の理由により源流単独野営釣行に焚火は絶対必要だと考えています。

・暖を取る
・煮炊き調理(炊飯)
・野生動物から身を守る
・精神の安定
(ガスバーナー等は長時間燃やし続けることが出来ないので上記全ての必要条件を満たせません)

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初めて訪れる川では野営適地を見つけることが難しく、特に地面が湿っているなど焚火が出来る場所を確保することが難しい場合があります。
また、バックパックを背負っての源流釣行では思いのほか体力と精神力が消耗するため、疲労困憊で野営地に戻ってから焚火を熾す作業はかなりの負担を伴うのです。
そこで焚火台を装備に加えたいと考えたのですが、従来の焚火台は重量が極めて重いか、極端に小型化して炊飯に向いてない(一定火力を維持できない、特に海外製品は炊飯を考慮していないため使い物にならなかった)製品ばかりで源流単独野営装備に加えることが出来ませんでした。

ということで以下の条件を満たす製品を開発しました

・軽い
・仕舞寸法が小さい
・組立が簡単
・着火が簡単
・安定して鍋が置ける
・炊飯ができる

RSRネイチャーストーブの特徴的な形状について

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RSRネイチャーストーブは弓型形状のチタン板二枚を十字に交差させ、その間に金属メッシュをU字型に這わせ、三方をチタン薄板で囲った形状の製品です。
火床に囲みをつけることで放出された熱が反射し、また上昇気流の煙突効果で燃焼を連続させることにより炊飯に必要な要件(一定時間沸騰を連続させること)を可能とします。
外周を囲むチタン薄板はステンレスにあるような熱によるへたりが圧倒的に少ない素材ですので安心して使用できます。

IMG_3006c上昇気流と輻射熱の効果

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チタン製リフレクター(火床の囲み)をフレームに固定する際にヘアピンを使っています、この部品は熱により変質したり無くしたりすることが多いと思われますので、手に入り易く安価な既存品を利用することにしました。後日追加で購入する場合は 玉付き と呼ばれるものは避けてください、玉部分に熱で溶解する樹脂素材が使われているのでリフレクターに付着してしまいます。

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スペック
重量:約164g (カーボンフェルトを除いた重量)
縦:220mm 横:220mm 高さ:140mm(組立時)
フレーム材の厚さ:1mm
材質:チタン、ステンレスメッシュ

● 追記
RSRネイチャーストーブを一部改良いたしました
下写真にありますように新バージョンではゴトクの間隔が広くなり上から薪が入れやすくなりました。(黒く煤けたのが前バージョン)
また、火床のステンレスメッシュが周囲折返し部分に8点スポット溶接を施しほつれにくくなりました。
抜け止め金具をステンレスからチタンに変更しました。
多くの方にご利用いただきたいと考えまして、生産工程を見直し税抜き販売価格を16,000円から13,000円に変更いたしました。その結果、フレームに入れていたロゴを省略し新たに収納袋にロゴを入れることになりました。
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製品購入はこちらからお願いいたします。
Purchases from outside Japan here.

源流野営釣行のすすめ 3

前回は野営装備(就寝関係)について書きましたが、今回は火器&クッカー関係について書きます。今回も内容は完全に私見なので異なる意見の方も居るとは思いますがご了承ください。単独野営の場合の装備です。

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1.焚火缶(中)
2.焚火缶(小)
3.折畳焚火台 RSR Naturestove
4.シェラカップ
5.カトラリー
6.燃料ボトル
7.アルコールストーブ RSR Stove
8.ライター
9.火ばさみ+パンハンドラー
10.ノコギリ

1.2.焚火缶
アルミ製で熱伝導がよく軽くて安価で焚火で煮炊きするには最適のクッカーです。吊り下げてつかえる弦が付いています。いわゆるビリー缶と言われているモノの代替品、DUGブランドの日本製です。本家ビリー缶はイギリスのホットン社製でブルドックの印が入っています。
文字通り焚火に掛けて飯炊きや汁モノの他、沸かした湯に荒挽きの粉を直接ぶち込んで作るカーボウイスタイル(※)のコーヒーに使います。
※カーボウイスタイルコーヒーは多人数で野営する際に行うやり方で多人数に暖かいコーヒーを同時に提供出来る利点がありますが、コーヒーの粉を早く沈殿させるためにビリー缶の弦部分を持って20回ほど振り回す必要があり、慣れない人がやると失敗して大切なコーヒーをこぼし仲間にひんしゅくを買うので注意が必要です(笑)。

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3.RSR Naturestove(超軽量チタン製折畳焚火台)
今となっては私の単独野営に欠かせない装備です。源流野営に焚火は必須なのですが、地面や薪が湿っているなど野営地環境に左右されて焚火を熾すまでに苦労することがまま有り、特に単独野営の場合には仲間との作業分担が出来ないので、日没までに焚火を熾せないとえらいことになります。ですので確実に焚火が確保できる焚火台を持っているという安心感は大きいです、重さはたったの160g、バラせばA5サイズのポーチに収納出来ますのでバックパックの中でもスペースを取りません。
また、クッカーを掛けるゴトクしての用途も大切です。焚火にクッカーを掛ける場合パーセルトレンチグリルというステンレスパイプで出来たはしご状のグリルが良く使われますが、それには脚になる部分がなく通常太めの丸太を左右に置いてその間に掛けて使用します。運よく同じ太さで真っ直ぐな丸太を調達出来れば水平を保ってクッカーを置く事ができますが、そんなことは稀で大体斜めに傾いた不安定な状態でクッカーを置く事になります。また土台の丸太が燃えることでバランスが崩れクッカーが倒れて中身の汁モノを焚火にぶちまけるというのはパーセルトレンチユーザーなら一度は体験していると思います。その点、焚火台のゴトクとしての安定感は抜群です。火が点いていなければゴトクの上にまな板を載せて小さなテーブルとして使用するすることも可能です。
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4.シェラカップ
チタン製で持ち手が折畳みのタイプを使っています。ご飯やオカズの取り皿としてや酒を飲む時のカップとして使用します、コーヒーや燗酒が冷えてしまった時は直接火に掛けることができるので便利です。

5.カトラリー
チタン製折畳み式のフォークとスプーンです。クッカーの中に収納が可能です。チタン製は口の中に入れた時の違和感が少ないので良いと思います。

6.燃料ボトル
アルコールストーブ用のポリプロピレン製ボトルです。およそ100ml入ります。薪に少量のアルコールを掛けて着火剤とすることがあります。

7.RSR Stove
アルミ合金削り出しで製作したトルネードジェット式のストーブでアルコール燃料火器の中では最強ランクの火力だと思われます。RSR Naturestoveと組み合わせて使うことができます。
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8.ライター
標高2000m以下であれば私はターボライターが使いやすいと思います。ライターのボディーに布ガムテープをぐるぐる巻きにしています、ガムテープは焚火の着火剤として利用します。
万が一のためにターボライターの他にフリント式ライターや防水マッチなどを予備として持つ事をお勧めします。

9.火ばさみ+パンハンドラー
MSR製のパンハンドラー(鍋つかみ)にブリキ製トングを合体させたモノです。焚火を触るには火ばさみは必須ですがパンハンドラーを持参する人は案外少ないと思います、しかし有るとやはり便利です。トングと一体化することで無くす心配もなくなりました。2つ持つよりも合計重量が減るのでお勧めの改造です。
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10.ノコギリ
焚火をするなら絶対必携の道具です。欧米のサイト等でブッシュクラフトについて語られる時、かならずナイフが一番に取り上げられノコギリは軽視されがちですが、実際のところナイフで枝を切ったりしていたらあっという間に日が暮れてしまうと思うのですがどうなんでしょう!?また、使い勝手が極めて悪いチェーン式のノコギリとかをレビューしているのを見ると、ロマンだけでは野営は出来ないぜとか思ってしまいます(笑)
日本製の替刃式ノコギリは切れ味が抜群です。しかし既製品は樹脂製の持ち手が重かったり自然にそぐわない色見だったりして今一つ触手が伸びませんでした、今では持ち手を木製で自作して使っています。
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源流野営釣行のすすめ 1
源流野営釣行のすすめ 2

20150906源流野営釣行

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今年の初秋はもういつから好天と出会っていないのか忘れるくらい雨降りが続いていますが、渓歩き師匠筋のSさんから久しぶりのお誘いを受けたので、私にとって初めての渓に同行させてもらいました。
昨年大病を患ったと聞いていたSさんとは二年ぶりの再会です、復活した今年は一昨年にもまして渓に入っているというのだから恐るべきアラ還と言うほかありません。
今回Sさんは日帰り、私は渓泊の予定です。

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天気予報で今日は晴れるはずなのですが朝まで霧雨混じりで、泥濘の廃林道はところどころ身の丈ほどの笹藪におおわれていて全身濡れながら目的の渓を目指すことになりました。
Sさんはルートファインディングの達人、鹿道を繋いで独自に開拓したルートを驚異的な記憶力で辿ります。
ランドマークとなる対象があまりない渓において、景色の細部の違いを的確に記憶出来ることは特異な才能だと思います。Sさんはそんな才能をもった人です。

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Sさんのルートでテン場予定の支流出会に着くと私はバックパックを下しサブバックに釣り道具と昼食を詰めてSさんと一緒に釣り上がります。
ところが今日は不思議なほどイワナの活性が低いとSさん。
私の竿にも当たりが少なく、ようやくかなりの大物を掛けることが出来たと思ったら取り込み途中で逃げられる始末。
最初の一尾を手にしたのは開始三時間も過ぎ核心部に差し掛かった時でした。
その後は早めの昼食を挟んでポツポツと連れ続けましたが、期待したほどの釣果が無かったのは残念でした。

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2つの支流を探ってSさんとはお別れ、ひとりテン場にもどって野営の準備です。
今回は単独なので大きな焚火はせず、開発中のRSR ネイチャーストーブを使って焚火をしたいと思っています。
ところが雨続きの渓に乾いた枝は落ちておらずネイチャーストーブを使っても煮炊きには苦労をしました、着火こそ一発でしたが湿った枝は勢い良く燃えるまで時間がかかり、せっかく燃えだしたと思っても上から湿った枝を重ねることになるのでまた火力が落ちてしまうのです。しかし一旦火力が落ちても慌てて風を送りこんだりせずに放って置くと火床に熱がこもり出し再び燃え上がります。

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飯を炊き岩魚ソテーをオカズで食べてビールとウイスキーを少し飲んだら一気に眠気が襲ってきたのでビビィに潜り込みました。
夜半は再び雨の予報だったのでそれなりに覚悟をしていたのですが幸いのことに降雨はなかったようで農ポリタープも濡れていません。
テン場の標高は1500m、朝の気温は12℃でしたが薄手のダウンシュラフを持って来ていたので寒がりの私でも快適でした。

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RSRストーブで湯沸しをしてコーヒーを2杯飲みながら朝食を摂りテン場の片づけ、単独で荷物も少ないので簡単なものです。

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天気は明らかに下り坂、午後には降雨必至の状況なので今日はテン場の周辺を釣って後は廃林道まで続く支流を遡行しながら竿を出してみるつもりです。
結果、出ることは出ましたが小物ばかりでしたね。

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支流に掛かる橋から廃林道を辿れば車止めに着くのは前日Sさんに確認済みです、ただし前日の入渓で使っていないルートを辿ることになるので若干の不安もありました。でもまぁGPS(iPhoneアプリ)もあるので大丈夫だろと思っていたら不安が的中、ルートを見失い鹿道に導かれ藪に突入してしまいました。この廃林道は現行の地形図に掲載されていないので現在地は判るもののどちらの方向に先の廃林道があるのかが判りません。藪を直進し少し開けた尾根に出て周りを見渡し、いったん尾根を巻く感じで高度を保って進み始めましたがやはり何か違和感を感じます、現在地と川との高度差がありすぎるのではないか?と思い尾根を下りてみました。判断を間違った場合の登り返しは面倒だけれど時間も体力も余裕があるので大丈夫。
その後予想通り眼下に廃林道を発見しましたが最後の10mほどが急勾配の土壁になっていて手がかりもなく下りられません。仕方が無いので補助ロープとスリングの簡易ハーネスを使って懸垂下降しました。
その後は踏み跡もしっかりしていて緩やかな下りが続いたので車止めまで割と短時間で辿りつくことが出来たのです。

さぁ温泉入って帰ろう。

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おさらい。
Sさん所有の昭和47発行地形図には件の林道が記載されており、それによると私のルートミスが判りました。道を見失ったところで林道は大きくターンし高度を落としています。地図上ではルートを見失った距離は僅かですがそれが見渡しが効かない藪の中だったりすると案外時間と体力を消費して焦ったりするものです。今回は大きくルートを外す恐れのない場所だと判っていたので半ば強引に直進してショートカット出来るだろうと踏んだのですが、本来ならばロストした場所に戻り落ち着いて周りを見渡して本来のルートを見つけるべきなんでしょうね。

47地形図

アルコールストーブの給湯性能指数

常々アルコールストーブの性能を数値化することが出来ないかと思っていました。

良く目にするのは水が○分○秒で沸騰したというような記述なのですが、これですと試験の際の条件のパラメーターが分からないので単純に比較することが出来ません。
何故なら「何mlの水を使ったのか?」とか「何℃の水を何℃まで上昇させたのか?」、「どんな鍋を使ったのか?」、「試験時の気温は?」等々、各パラメーターが異なれば簡単にタイムが変わりますので性能を公正に比較することができないからです。
かといって誰しもが全てのパラメーターを揃えて試験することは不可能ですから困ったものです。

ということで、
性能評価の基準を設けそれに対してどの程度の性能差があるかを数値化する方法を考えましたので、この度「アルコールストーブの給湯性能指数 TRB値」をここに提唱します!(おおげさw)

性能評価の基準器は、昔から形も変わらず生産され続け一番市中に出回っていると思われるトランギアTR-B25とします。
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実際の値はどのようなものになるか、今回の試験を見てもらえばお分かりいただけると思います。

今回の試験の条件は以下になります
・400mlの水
・水温30℃
・着火から95℃までのタイムを測定
・気温31℃
・燃料用アルコール30ml使用
・鍋はロータスアルポット
・RSR 折畳みゴトクを使用

先ず基準器の試験結果
TRB2
トランギアTR-B25  350秒(5分50秒) これを1TRBとします。

CFM2
RSR CF Mesh Stove  469秒(7分49秒) 350÷469=0.74なので 0.74TRB
※小数点2桁以下切り捨て

RSR2
RSR Stove 2nd model  267秒(4分27秒) 350÷267=1.31なので 1.31TRB

TOA2
ついでにTOAKS Siphon Stove  322秒(5分22秒) 350÷322=1.08なので 1.08TRB

このように、手元にトランギアTR-B25があることが前提ではありますが、トランギアと計測したいアルコールストーブを同一の条件下で試験すればTRB値が導き出せるので性能をザックリと数値化することが可能となります。(まぁ目安程度とお考えください)
この考え方は以前FacebookのMYOG JAPANで発表したことがありましたが、その時は確か分子と分母を逆にしていたので性能が良い方が数字が小さくなっていました、しかしそれでは分かり辛い?かと思い今回の形式にしました。

RSRストーブ用収納袋

サルパウチさんにお願いして製作していただいたRSRストーブ用の収納袋です。

RSRストーブ、簡易風防、燃料ボトル、折畳み式ゴトクを一括収納できます。
内側にゴトク専用のポケットが付いているのでガタつかず一式をクッカーに入れ込むことが可能です。
ポケットは底面をD型にすることで平面になっています。これにより、円筒の湾曲部分にこしらえたポケットと違い、平面的なものもしっかりと収納するスペースを確保しています。
本体は道具の出し入れがわずらわしくないように、ぴったりすぎない余裕のあるサイズ。
デザインと縫製をサルパウチさんに依頼してるコラボ商品でRSRとサルパウチ両方のロゴがプリントされています。
さすが出来が良いことで評判のサルパウチ製、非常に手間をかけた贅沢な作りです。

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RSR CF Mesh Stove

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RSR CF Mesh Stoveはアルミ合金筺体内部に難燃素材のカーボンフェルト(CF)を詰めたアルコールストーブです。
従来のRSR Stoveは筐体内部を2重構造(3重構造)化することで毛細管現象を発生させ燃焼気化室に燃料アルコールを運こぶnon wick型ですが、こちらの製品はカーボンフェルト(CF)を芯として燃焼するwick型アルコールストーブです。
RSR Stoveに比べ低火力ですが、長時間燃焼が可能で扱いやすい製品に仕上がっています。構造はいたって単純で故障する可能性がほとんどありません、またRSR Stoveと同様、この製品のために一から製造したフルオリジナルの部品により作られており堅牢です(飲料用アルミ缶を流用した製品ではありません)
使用においてはメッシュの上から燃料用アルコールをCFに浸透させライター等で着火させるだけです。
燃料用アルコール50mlで約30分燃焼します。
燃料が尽きる前に消化させたい場合にはRSR Stove用消化蓋を使ってください。

■製品詳細
重量約30g 直径55mm  高さ37mm  材質/アルミ合金

■価格
・RSR CF Mesh Stove(ストーブ本体) 5,000円(税込5,400円)
販売はこちらから

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RSR CF Mesh StoveはRSR十字ゴトクの使用をお奨めします。

カーボンフェルトの交換

RSR CF Mesh Stoveのカーボンフェルト(CF)が燃焼して小さくなってしまった場合には交換することができます。
交換キット(後日発売予定)の内容は帯状のCFと金属メッシュです。
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先ず先端を曲げた安全ピンなどでメッシュを引っかけて引きぬきます。
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次に丸めたCFを本体に入れ込みます
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CFを指できれいに押しこんだら、メッシュを被せて親指で押し込みます。
筺体上部の環状のリングよりメッシュの外径が大きいので少々きついですが躊躇せずに押してください。
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メッシュの場面を指でならせば完成です。
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20150606源流野営釣行 初渓魚ゲット編

源流野営フライ釣行は滅茶苦茶楽しいのだよ!と常日頃周囲に言い回っていると稀に興味を示してくれる人はいるもので、そのなかでもKさんは飛びきり激しく興味を示してくれた一人だった。
彼とは管理釣り場を含めて三回目の釣行、前回の山菜編でも一緒だったが残念ながら自分の手で天然渓魚を捕獲出来ておらず今回こそはと息巻いていた。

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今年の五月は例年に無く雨が少ない。それが証拠にいつもの堰堤上は伏流となっていて水なしの川原を歩くことに。

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ようやく水が出て来てフライを流し初めると直ぐにイワナがヒット、今日は活性が高い、良い釣りになりそうな予感。

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一方Kさんはと見るとロッドも握らず大岩の上で呆然としているではないか。
訊くと崖を登る際の落石によりロッドを折ってしまったのとのこと!
楽しみにしていた二日間の釣行が開始数分でリタイア状態、顔面蒼白。
もうダメです、ノベさんの釣りを見ています。というので
それはいくらなんでも諦めが早すぎる、折れたロッドを見せて、直すから。と私。
(首尾よく直す自信があったわけではないがKさんの表情をみると自信たっぷりに言う他なかったw)

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6PCグラスロッドのグリップから三番目のセクションが真ん中から真っ二つになっている。
すぐさまコンビニで貰った竹製の割りばしを折れたロッドの中に刺してみる、
これなら行けそうだ、割りばしをナイフで削ってロッドの内径に合わせ折れた部分の芯にすると
焚火の着火剤としてライターに巻きつけてあるガムテープを巻きつけて完成。
軽く振ってみると問題無くフライラインを飛ばすことが出来た。アクションの変化は否めないが十分釣りが出来るレベル。

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その後は順調に釣り上がる。
二人の今夜のオカズ分のキープも出来たし、重いバックパックを背負っての釣りは結構しんどいのでポイントを飛ばして遡行し、正午過ぎにはテン場で昼食にしたいと思った。

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ん?テン場に着くと何やらバックパックが2つ。
ガーン、先行者? テン場適地はここしかないしどうしたものか。
しかし良く見ると渓泊した後で片付けた風情もある。
しかもバックパックには見覚えが。。。

一先ずその場でカップ麺の昼食を済ますと、午前中の釣りで満足した私は先行者の帰還を待つことにして、Kさんには午後の釣りに行ってくるよう促した。

ほどなく先行者二名がテン場に戻って来た。案の定一名は知り合い(笑)
見立て通りこれから帰ると言うのでテン場を引き継ぐことが出来た。良かった。

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Kさんも帰って来たところでタープ設営。薪を集めて幕営準備は完了。

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杣工房早川親方にいただいた桐まな板でイワナをおろし刺身、蒲焼き。

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酒も入って焚火を囲んだいつもの楽しい夜が更ける。

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翌朝は残り物御飯にカレースープを入れたリゾット風とパンケーキ。コーヒー。

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その後二手に分かれて釣り。
Kさんは淵で粘ってフライで天然渓魚を初ゲット!おめでとう。

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充実した二日間に帰路の車中も意気揚々。さあ来週は何処に繰り出すか。

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燃料用ボトル50ml

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RSR Stoveにベストマッチするポリエチレン製(PE)ボトル。
RSR Stoveの内側に気持ち良いくらいピッタリ入るサイズです。RSR Stove用十字ゴトクを組み立てたままクッカーに仕舞う時に丁度良いサイズです。
高さ:57mm  直径:φ48mm 重さ:18g

20150523源流野営釣行 山菜編

毎年この時期の楽しみは源流毛鉤釣仲間と行う「山菜&イワナ」の幕営釣行だ。
基本的に持って行くのは米、酒、調味料だけとし(天ぷらの用の小麦粉とソバなんかもあったが)なるべく下界から加工食品等を持ち込まず、野生食材を食べられる分だけ自力採取し有難く味わうことをテーマとしている。
私なんぞはまだまだ新参者の部類、テン場への道すがらベテランメンバーに山菜の知識を教わりながら採取することが楽しい。

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今回採れたのは コシアブラ、ハリギリ、フキノトウ、タラノメ、ネマガリダケ、ヤマウド、コゴミ、トリアシショウマ、ウルイ、ヒラタケ。

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コゴミを屈み採取中。

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テン場に着いたら早速ウドを剥いて味噌で味わう。

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昼飯を済ませたら三三五五釣に向かう

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毛鉤に食らいついたイワナ。

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先ずは達人がおろしたイワナ刺身。うま杉。

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コゴミは軽くゆがいて。

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マヨネーズと和える。

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フキノトウ入りなめろうにマヨネーズちょろり、ウルイに包んでいただきます。これ絶品。

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テン場はいつもの農ポリタープ

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ベテランが張るとこの通りピンピン。素晴らしい出来。

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総勢7人、3つのパーセルトレンチに6つのビリ缶は圧巻。

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ビール缶で作ったカップで飲む水割り。これも最高。

2015-05-23 19.03.15
そろそろ日も暮れて来て。

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炎の料理人が焚火で山菜の天ぷらを作る。火力調整が出来ない焚火でもカラッと絶品天ぷらを作るれるのは場数がなせる技!?

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酒も進んで夜は更ける。

2015-05-24 07.59.17
朝食はソバと朝揚げ(!)山菜天ぷら

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2日目午前中も釣り

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今回参加紅一点のメンバーは釣ったイワナの皮を剥いでそのままガブリ!
行動食?ワイルド過ぎるぞYヲ。

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サービスカット。RSR十字ゴトクとジェットボイルカップ。

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番外編。
これなーんだ?
イワナにしては肉肉しくないか?

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正解はこれ。
ひゃー!
初めて食べたけど、焼き鳥のセセリに似て美味し。