焚火飯レシピメモ2 塩こぶスルメご飯

焚火飯レシピメモ2

渓に入る時はなるべく背負う重量を軽くしたいので持ち込む装備を厳選します、その際の選定ポイントにマルチユースが挙げられます、つまり1つで2つ以上の役割を担うということです。
それはなにも道具にだけ当てはまることではありません、食材についても複数の利用法があれば負担軽減になりえるハズです。今回のレシピはおつまみとして持って行くスルメと塩こぶを使って

塩こぶスルメご飯

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材料

・無洗米
・塩こぶ
・スルメ
・お酒

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塩こぶとスルメはどちらも乾燥しているので重さも軽く日持ちがしますし嵩張らないので渓に持って行くには適した食材です。
また、基本的には両方ともダシの塊ですから酒のおつまみとしての実力は折り紙つき。

◆作り方

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スルメを小さく切って少量のお酒に漬けて置きます。

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鍋に米と適量の水をいれ軽く混ぜて30分以上置きます。
その間にRSRネイチャーストーブ等で焚火を熾します。

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塩こぶとお酒に漬けておいたスルメをお酒ごと鍋に入れます。

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普通に炊きます。

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出来上がり。

味付けは塩こぶのみ。こぶとスルメからダシ(うま味)が出て炊きこみご飯としてもかなりの高得点メニューだと思います。
万が一イワナが釣れなくてもこれと適当な山菜味噌汁があればテン場の夜は何とかなります。

◆自宅でRSRストーブを使って再現。やっぱり美味い。
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焚火飯レシピメモ1

山や渓に入る時のエネルギー源として一番効率が良い(重さとカロリーの対比)食材はパスタだという説があるようですが、可搬性とレシピの多様性を考慮すると私は断然コメを選びます。
そして、焚火で炊くご飯のおいしさといったらこんな罪作りなものはありません(笑)
普段は渓に入るとイワナや山菜やキノコといった野生食材をおかずに白ご飯を食べることが多いのですが、渓の来シーズンに向けてご飯レシピを拡充すべく色々と試してみたいと思っています。
テーマとしては材料が安価で入手簡単で調理が簡単な美味しいご飯メニュー。

今回は 鶏生姜ごはん 合鴨のせ

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材料は

・無洗米
・鶏ガラスープ(顆粒)
・生しょうが(チューブ入)
・パストラミ合鴨

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最近スーパーでよく見かける2合パックの無洗米、今回は丹後産コシヒカリを使ってみました。アウトドアでは研ぐ必要がない無洗米は本当に便利です、しかも2合パックは単独一泊に丁度良い分量で頻繁に使っています。

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鶏ガラスープとチューブ入りすりおろし生しょうが、どちらも普通にスーパーで売っているもの。この手の鶏ガラスープは結構塩気が強いので使う時は量に注意した方がいいです。

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合鴨ロースのパストラミミート。パストラミ(pastrami)とは、香辛料で調味した肉の燻製食品だそうです。この製品は片面にびっしりと粒胡椒が塗りつけてあって半生状態の燻製。そのまま食べると結構塩分きつめ。150gで291円でした。

◆作り方

焚火缶に米と適量の水を投入。
そこに丸鶏ガラスープ小さじ1から2ほど、生しょうが適量を入れ軽く混ぜて30分以上置きます。
その間に焚火台(RSR Naturestove)を組み立て、火を熾します。
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米が十分に水を吸ったら焚火缶を火にかけて普通に炊飯します。
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沸騰を待つ間にパストラミ合鴨をスライスしておきます。
沸騰し出ていた湯気がなくなってきたら一度焚火缶の蓋を取って中を確認します、水気が無くなってご飯の表面がいくぶん糊状になっている感じだったら火から下ろし、スライスした合鴨をご飯の上に並べ蓋をして10分ほど蒸らします。
ご飯に少しおこげが欲しい場合は蒸らしの段階で少し火に掛けるのも良いかもしれません。
蒸らしが完了したら出来上がり。
パストラミ合鴨はそのままでも食べれますが、少しだけ熱が通るとうまみが増すと思います(火を通しすぎるとパサパサになってしまうので蒸らし段階で加えるのがベスト)。

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鶏ダシで飯炊くのは鉄板なんですが、そこに生姜がベストマッチ見た目より数段美味いです。
これとインスタントのワカメスープでもあれば山飯としては結構満足出来るレベルなんじゃないかなと。なにしろとても簡単に出来ますし。