20150606源流野営釣行 初渓魚ゲット編

源流野営フライ釣行は滅茶苦茶楽しいのだよ!と常日頃周囲に言い回っていると稀に興味を示してくれる人はいるもので、そのなかでもKさんは飛びきり激しく興味を示してくれた一人だった。
彼とは管理釣り場を含めて三回目の釣行、前回の山菜編でも一緒だったが残念ながら自分の手で天然渓魚を捕獲出来ておらず今回こそはと息巻いていた。

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今年の五月は例年に無く雨が少ない。それが証拠にいつもの堰堤上は伏流となっていて水なしの川原を歩くことに。

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ようやく水が出て来てフライを流し初めると直ぐにイワナがヒット、今日は活性が高い、良い釣りになりそうな予感。

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一方Kさんはと見るとロッドも握らず大岩の上で呆然としているではないか。
訊くと崖を登る際の落石によりロッドを折ってしまったのとのこと!
楽しみにしていた二日間の釣行が開始数分でリタイア状態、顔面蒼白。
もうダメです、ノベさんの釣りを見ています。というので
それはいくらなんでも諦めが早すぎる、折れたロッドを見せて、直すから。と私。
(首尾よく直す自信があったわけではないがKさんの表情をみると自信たっぷりに言う他なかったw)

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6PCグラスロッドのグリップから三番目のセクションが真ん中から真っ二つになっている。
すぐさまコンビニで貰った竹製の割りばしを折れたロッドの中に刺してみる、
これなら行けそうだ、割りばしをナイフで削ってロッドの内径に合わせ折れた部分の芯にすると
焚火の着火剤としてライターに巻きつけてあるガムテープを巻きつけて完成。
軽く振ってみると問題無くフライラインを飛ばすことが出来た。アクションの変化は否めないが十分釣りが出来るレベル。

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その後は順調に釣り上がる。
二人の今夜のオカズ分のキープも出来たし、重いバックパックを背負っての釣りは結構しんどいのでポイントを飛ばして遡行し、正午過ぎにはテン場で昼食にしたいと思った。

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ん?テン場に着くと何やらバックパックが2つ。
ガーン、先行者? テン場適地はここしかないしどうしたものか。
しかし良く見ると渓泊した後で片付けた風情もある。
しかもバックパックには見覚えが。。。

一先ずその場でカップ麺の昼食を済ますと、午前中の釣りで満足した私は先行者の帰還を待つことにして、Kさんには午後の釣りに行ってくるよう促した。

ほどなく先行者二名がテン場に戻って来た。案の定一名は知り合い(笑)
見立て通りこれから帰ると言うのでテン場を引き継ぐことが出来た。良かった。

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Kさんも帰って来たところでタープ設営。薪を集めて幕営準備は完了。

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杣工房早川親方にいただいた桐まな板でイワナをおろし刺身、蒲焼き。

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酒も入って焚火を囲んだいつもの楽しい夜が更ける。

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翌朝は残り物御飯にカレースープを入れたリゾット風とパンケーキ。コーヒー。

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その後二手に分かれて釣り。
Kさんは淵で粘ってフライで天然渓魚を初ゲット!おめでとう。

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充実した二日間に帰路の車中も意気揚々。さあ来週は何処に繰り出すか。

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