火力調整リング 真鍮モデル

RSR Stoveは高火力が売りのアルコールストーブですが、炊飯するためには低火力&高燃費にも対応する必要があり、間単に追加できる火力調整パーツがこのリングです。
真鍮モデルのRSR Stoveとマッチするよう真鍮バーストックから削り出して製作しました。

重量21g 大きさ/直径57mm 高さ5mm 材質/真鍮

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RSR Stove 真鍮モデル

注目


高火力のアルコールストーブ
源流という過酷な環境で一人が一回分の食事に必要とする湯を確実に手に入れることを目指し開発された高火力・小型・堅牢なRSR Stoveに真鍮モデルが出来ました。
従前のアルミ合金製RSR Stoveの原材料を真鍮に替え削り出しで製作したものです。

アルミ合金製のストーブは長時間アルコールに触れていると微量に溶け出すことが分かっていますが、真鍮製のストーブはアルコール耐性が高いのでよりタフな使い方をすることが出来ます。

真鍮はアルミに比べて重いのですがタフさを求めて真鍮製に進化したと理解していただけると嬉しいです。

重量約60g 直径54mm  高さ37mm  材質/真鍮

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RSR Stove消火用蓋

RSR Stoveは炎を中央に収束させるタイプのストーブですので蓋を被せることで消火することが可能です、しかし火力が強いので蓋を被せても脇から火が漏れることがあります、その際はピンセット等で蓋を一瞬持ち上げると上手く消すことが出来ます。ストーブ本体との統一感を考え従来のスチール製からアルミ合金削り出しに変更しました。ステンレス製のツマミ部分はネジ式です。

Tetra Stand

RSRストーブ専用ゴトク Tetra StandはTetra Dripのデザインを発展させアルコールストーブ用に修正して出来た製品です。基本デザインをMUNIEQさんに依頼し、その後RSRストーブの機能を効果的に発揮させるためのプロトタイプテストを経て、RSR(河野辺元康)が細部のデザイン修正を行い完成いたしました。

試作品

完成品

三枚の板を斜めに組み合わせることで独特なフォルムを持ったTetraDripを一目見たときから これはRSRストーブのゴトクになりそう と感じていましたが、MUNIEQさんから基本デザインの提供を受け試作をしてみたとろRSRストーブの特徴であるトルネード燃焼が乱れがちになるのでしばらく製品化を見送っていました。

従来のRSRストーブ用ゴトクではストーブ筐体の周囲にチタンフォイルを使って円形の風洞(風防)を作りトルネード燃焼に適した空気の流れを生み出していましたが、Tetra構造ではどうしても空気の流れに乱れが生じるらしいのです。
完成品はストーブ筐体の横下にあたる部分に三角形の穴を開けることで、燃焼に必要な空気の流れを作っています。
これにより従来型のゴトクには及びませんが満足できるトルネード燃焼を得ることができるようになりました。

しかし、Tetra Standは風防兼用なため従来のゴトクにくらべセッティングが楽なことや、逆さにすることで小径のカップ(例:snow peak 450等)で使用可能になるなどメリットが多い製品です。そもそも完璧なフォルムのトルネード燃焼は風のある屋外では見ることはできませんので、フィールドでの実使用を考えるとTetra Standが今後のRSRストーブのメインゴトクになる製品だと言えます。

スペック:
一枚 縦76mm 横130mm
展開時 縦114mm 横130mm 高さ72mm
重さ 38g
材質 チタンTP340

メスティンスモールに入れるとこんな感じ

メスティンスモールを掛けるとこんな感じ

Tetra Standの購入はこちらよりお願いいたします。

アルコールストーブ用チタン風防の自作


RSRストーブセットに含まれる簡易風防は文字通り簡易なもので、風防というようりも綺麗なトルネード燃焼をアシストするための整流器としての意味合いが強いものです。しかし、本来であればクッカーの底面から数センチ上部を取り囲む風防が望ましいのは明らかです。そこで、RSRストーブの仕舞いの小ささというメリットを損なわないフル機能風防(私が自作しいつも使っているもの)について書きたいと思います。

この風防はRSRストアで販売を開始した厚さ0.1mm幅200mm 長さ500mmのチタンフォイル材を使って簡単に作ることが出来ます。
販売サイト https://store.shopping.yahoo.co.jp/rsr-store/tifoil01.html

チタンフォイル材はカッターや金切りハサミ等で切断が可能ですので、まず100mm幅に切断します。これで同じ寸法の風防を2つ作ることが出来ます。切断面は鋭利で手などを切りやすいので注意してください。できれば切断面にヤスリがけをお勧めします。

チタンフォイル材の下辺に均等に穴あけパンチで穴を開けます。
また、上辺の一部に切り欠けを作りクッカーのもち手が干渉しないようにするといいでしょう。

穴あけパンチは1穴のタイプが使いやすいと思います、100円ショップ等で購入することも可能です。

出来上がった風防は筒状に丸めてRSRストーブに差込み、その中心に燃料ボトルを入れると一切のガタつきがなく収納できます。

RSRストーブ用収納袋2にストーブ本体、風防、100ml燃料ボトル、折畳み式ゴトクを入れ込んでクッカー内に収納ができます。

クッカーはエバニューチタンウルトラライトクッカー1を使っています。
同様にロータス アルミポットに収納することも可能です。
専用収納袋のおかげでガタつきは一切ありません。
クッカー内の空いたスペースにはライターや箸、フォーク&スプーンなども収納できます。

RSR Stove 2nd model

高火力のアルコールストーブ

源流という過酷な環境で一人が一回分の食事に必要とする湯を確実に手に入れることを目指し高火力・小型・堅牢なアルコールストーブを開発しました。(開発に至った背景はこちら
結果、出来上がったのがアルミ合金削り出しのRSR Stoveです。

IMG_2455
市販アルコールストーブでは最強ランクの火力&安定性を誇ります
RSR Stoveのトルネード燃焼は赤火が殆どありません(完全燃焼に近い証拠)

トルネード

■構造 実用新案登録第3198052号(PDF) 出典:特許情報プラットフォーム全体図3D

■動作についての解説
断面図a
1.燃料投入
燃料槽にアルコール燃料が注がれると密着したカップの内側面とミドルパーツの外側面で起こる毛細管現象によりアルコール燃料が燃焼気化室下端に到達します

断面図b
2.着火
燃料槽のアルコール燃料に着火すると燃焼により筺体が暖められ燃焼気化室内のアルコール燃料が蒸発を始めアルコール蒸気が発生します

断面図c3.本燃焼
燃料気化室内のアルコール蒸気はますます膨張し燃料気化室の上部にある孔(火口)より噴出し燃焼します

断面図d4.ブローバック
燃焼により筺体の温度が上昇し燃料気化室内のアルコール蒸気の膨張圧が適正値を超えると、アルコール蒸気が還流路を通じ燃料槽に戻り再液化します。
従いまして、高火力ではありますが同じ高火力の加圧型アルコールストーブのような内圧の異常上昇による爆発の心配がありません。

■価格
・RSR Stove 2nd (ストーブ本体) 8,000円(税抜)

■製品詳細
・RSR Stove 2nd : 重量33g 大きさ/直径55mm  高さ37mm  材質/アルミ合金

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RSR Stoveオリジナル(旧版製品)についてはこちらからご覧ください

RSRストーブ用収納袋2

RSRストーブ用の収納袋です、RSRストーブ、簡易風防、折畳み式ゴトクを収納できます。スウェード調のソフトな手触りのポリエステル生地をシンプルな巾着型に仕上げています。
前バージョンのものより作りがシンプルですので安価にご提供することが出来ました、また量産が可能なため欠品によりユーザーさんにご迷惑をおかけすることがなくなると思います。

ロータス アルミポットに入れるとこのような収まりになります

ラージメスティンに入れるとこのような収まりになります

アルコールストーブの給湯性能指数

常々アルコールストーブの性能を数値化することが出来ないかと思っていました。

良く目にするのは水が○分○秒で沸騰したというような記述なのですが、これですと試験の際の条件のパラメーターが分からないので単純に比較することが出来ません。
何故なら「何mlの水を使ったのか?」とか「何℃の水を何℃まで上昇させたのか?」、「どんな鍋を使ったのか?」、「試験時の気温は?」等々、各パラメーターが異なれば簡単にタイムが変わりますので性能を公正に比較することができないからです。
かといって誰しもが全てのパラメーターを揃えて試験することは不可能ですから困ったものです。

ということで、
性能評価の基準を設けそれに対してどの程度の性能差があるかを数値化する方法を考えましたので、この度「アルコールストーブの給湯性能指数 TRB値」をここに提唱します!(おおげさw)

性能評価の基準器は、昔から形も変わらず生産され続け一番市中に出回っていると思われるトランギアTR-B25とします。
rsrpot stand2nd02

実際の値はどのようなものになるか、今回の試験を見てもらえばお分かりいただけると思います。

今回の試験の条件は以下になります
・400mlの水
・水温30℃
・着火から95℃までのタイムを測定
・気温31℃
・燃料用アルコール30ml使用
・鍋はロータスアルポット
・RSR 折畳みゴトクを使用

先ず基準器の試験結果
TRB2
トランギアTR-B25  350秒(5分50秒) これを1TRBとします。

CFM2
RSR CF Mesh Stove  469秒(7分49秒) 350÷469=0.74なので 0.74TRB
※小数点2桁以下切り捨て

RSR2
RSR Stove 2nd model  267秒(4分27秒) 350÷267=1.31なので 1.31TRB

TOA2
ついでにTOAKS Siphon Stove  322秒(5分22秒) 350÷322=1.08なので 1.08TRB

このように、手元にトランギアTR-B25があることが前提ではありますが、トランギアと計測したいアルコールストーブを同一の条件下で試験すればTRB値が導き出せるので性能をザックリと数値化することが可能となります。(まぁ目安程度とお考えください)
この考え方は以前FacebookのMYOG JAPANで発表したことがありましたが、その時は確か分子と分母を逆にしていたので性能が良い方が数字が小さくなっていました、しかしそれでは分かり辛い?かと思い今回の形式にしました。

RSRストーブ用収納袋

サルパウチさんにお願いして製作していただいたRSRストーブ用の収納袋です。

RSRストーブ、簡易風防、燃料ボトル、折畳み式ゴトクを一括収納できます。
内側にゴトク専用のポケットが付いているのでガタつかず一式をクッカーに入れ込むことが可能です。
ポケットは底面をD型にすることで平面になっています。これにより、円筒の湾曲部分にこしらえたポケットと違い、平面的なものもしっかりと収納するスペースを確保しています。
本体は道具の出し入れがわずらわしくないように、ぴったりすぎない余裕のあるサイズ。
デザインと縫製をサルパウチさんに依頼してるコラボ商品でRSRとサルパウチ両方のロゴがプリントされています。
さすが出来が良いことで評判のサルパウチ製、非常に手間をかけた贅沢な作りです。

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