バイオエタノールをRSR Stoveで燃やしてみた

2013-11-27 17.06.07
アルコールストーブ自作派の巨匠JSB師のブログを読むと
エタノールというのはアルコール類の中では火力が強いらしいということがわかる。

2013-11-27 11.23.06

私がいつも使っている燃料用アルコールはエンケーの製品なのだが、ボトルに書いてある組成をみると

メタノール 77.6%
エタノール 21.4%
イソプロパノール 0.3%
というものだった

メインはメタノールなのね。

そんでメタノールって何者よ?
Wikipediaで製法を調べると

石炭ないし天然ガスの部分酸化で製造した一酸化炭素 (CO) に、酸化銅-酸化亜鉛/アルミナ複合酸化物を触媒として、50-100気圧、240-260℃で水素 (H2) を反応させる。現代の工業製法はコスト面の事情により天然ガスから製造する製法が主流である。

とある。
つまり、アルコールといっても化石燃料なのだ。

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地球温暖化とか考えると再生可能エネルギーにシフトするべきだというのが世論だろう、それには基本的に賛成だ。
でも再生可能エネルギーであるバイオエタノール(植物由来)を燃やしても二酸化炭素は出ちゃうんだよね!?
ただ植物に紐付いているから「行って来いでチャラになるよ」てな理由で何か知らんけど安心してるような気になっているのではないの?
(化石燃料だって何億年だか知らんけど滅茶苦茶長いズパンで考えると植物に紐付いているんでしょ?)
喫緊の課題である温暖化抑止の対策にしてはブレーキの効き具合が緩くないかね。

ついでにバイオエタノールについてWEBで簡単に調べると、問題が多いみたいな記載が結構目につく。

生産工程で使われる化石燃料とのエネルギー収支やコスト、原料となるトウモロコシやサトウキビ生産拡大のための森林伐採や環境汚染などなど。
その他のデメリットも散見されるけど、既存エネルギーの既得権受益者によるバイアスがかかった情報もあり私の見識では残念ながら精査できない。

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エタノールは火力が強いんだったら、いっちょバイオエタノールを試してみるか
ということで購入先を調べてみたが、小口で買えるところが案外ない。
唯一 バイオエタノール暖炉専用燃料 エコロール というのがあったのでちょっと高かったけど買ってみた。

10L。。。そんなに要らんのだけどね。

燃やしてみると
炎の上の部分が赤い。
鍋裏に薄っすら煤が着いた。
これがメタノール主体の燃料用アルコールとの違い。

400ml給湯タイムはエンケーの燃料用アルコールとほぼ一緒。 うーん、何か話が違うぞ。

そもそも、このバイオエタノール暖炉専用燃料 エコロール
ボトルには成分 エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、としか記載されておらず
組成比率が載ってない。

気になったので販売会社にメールしてみた
すると、すぐ回答があった

エタノール 82%
メタノール 10%
イソプロピルアルコール 1%
精製水 7%
なるほど。
水が7%も入ってるんだ。それで出力が弱まっているのかも。

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私がバイオエタノールで最も気になっていること。

それは自家生産できるのか?ということ。
(もちろんアルコールの自家生産は、現在の日本では密造になるのでやるつもりはないけど)

調べると直ぐに答えが見つかった。

簡単に言うと どぶろく作って蒸留してフィルターにかけるだけ ということらしい。

日本は化石燃料の調達を殆ど輸入に頼っている。
これが非常に気持ち悪い。

他人に急所握られているってのは本当に落ち着かなくて嫌な感じ。

シェールガスやメタンハイドレート、日本領海に埋蔵されているエネルギーが結構あるらしいけど技術革新によって乗り越えなくてはいけない問題は途方もない。一般が利用出来るようになるのはいつの事かなのか。えらい先だよね。

それに比べて燃料用のバイオエタノールを誰でも自由に自家生産できるようにするのはとても簡単なこと。
自家生産なら輸送コストの問題もないし、競ってつくるような土壌が出来れば生産効率も上がるだろう。
原材料も食糧と競合しないモノから効率よく製造されるようになるんじゃないかな。
(今でも生ごみから作ることが可能らしい)

ということで、地球温暖化対策というゆったりした理由からだけじゃなく
バイオエタノールを推進した方が良いと思ってます。

2013-11-27 17.05.25

 

バイオエタノールをRSR Stoveで燃やしてみた」への2件のフィードバック

  1. 少し前にUKのバイオエタノール・メーカーと何度かやり取りをしていました。燃料を送って寄こせばテストしてやるって言ったんですけど、液体じゃ空輸できないですからねー。
    煤をどう減らすかが課題のようですね。酸素供給量を増やすことが一つの解決策と思います。
    調整型チムニーみたいな通気の流れを作ってやるのが良いのか、ドーナツジェットみたいに真ん中へ通気孔(パイプ)をぶち立てるのが良いのか・・・ジェット速度を上げるのも一案かと思います。

    • tetkさん
      コメント有難うございます。
      やっぱり煤は酸素不足の不完全燃焼からくるのですよね。一度ドーナツ型CHSで燃焼試験をしてみたいものですね。
      燃焼写真を良く見ると赤火は主にバスタブ燃焼の炎だと思われます。

      ところでtetkさんは明日の第三回アル中会には参加されないのでしょうか。お越しになるのでしたらご挨拶したいと思っておりました。

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