リールスプールの作製 (オリジナル) 

IMG_1788長らく時間がかかっていましたが、フルオリジナルのフライリールを作るための難関となっていましたスプールの試作ができました。
CNC旋盤を導入しましたので、それを使ってスプールのバックフェースを曲線を使った皿状に切削したかったのですが、そのためのプログラムコードを書くところで一悶着ありまして時間がかかっていました。
CNCのプログラムコードはGコードと言いまして割と単純なインタプリタ言語(一行づつ逐次解釈する)ものです。私はCNCフライス盤からGコードを扱い出しまして、CADで切削する刃物(エンドミル)の軌道を書き出し、それをフリーのCAMに送ってGコードを排出していました。このCAMソフト(NCVC)はフリーとは思えないとても高機能なソフトなのですが、いかんせんフライス盤に特化したCAMソフトなので、そのままCNC旋盤で使おうとすると上手くコードを排出することが出来ません。
フライスで扱うXYZ軸から旋盤のXZ軸への位相でこんがらがって、奇妙なコードが排出されてしまいます。また、一部解釈できないコードもあるようです。
仕方が無いので今はGコードをほぼ手書きしています。
この辺りの詳細は後々テキスト化して行きたいと思います。