まずスプールを外します、今回は左手巻きから右手巻きに替える場合を例にしています
左手巻きの場合は向かって右側のクリック爪が起きて(動作して)います
先ず、赤マルで囲ったドラグ調整用部品のネジを外す
ドラグ調整用部品を裏返して付け替える
最後に向かって左側のクリック爪を起こす
右側のクリック爪は倒す
これだけ。簡単ですね。
ORVIS C.F.O 123 バーストックモデル 初年度製(1992年イントロダクトリーエディション)かと思いきや、クロニクルをさまよって調べたところ93年、94年もグリーンモデルは発売されていたようなんですが、それがグリーン&ゴールドモデルなのかは判らず。ちなみに手元にある当時の雑広告記事によるとバーストック初年度のグリーンフィニッシュの価格は37,000円。
123は日本の渓流にあったサイズで人気があります、
実測値スペックは
直径 約73.5mm
スプール径 約65mm
スプール幅 約14.5mm
重さ 約98.6g
ラインキャパシティー DT3番、4番
フライリール製作者としてはクリックを固定するステイをスプールシャフトと一緒にバックプレートに固定する方法の秀逸さに感心、これにより初期モデルにあったフジツボ型のリベットを無くすことが出来てスッキリしたデザインになった。
しかしながら、コレクター達はそのリベットがデザインのアクセントになっていると捉えているのか初期型の人気は衰えない、不思議なものです。
ORVIS C.F.O. Ⅲの初期型 鋳物マイナスネジモデルです。
C.F.O. の名称はオービス社の創業者、Charles F. Orvisからきているようで、そういった意味ではORVISを代表するモデルと言えるのでしょう。
そんなわけで、このモデルは中古市場でとっても人気があり製造年代に係るクロニクル情報が沢山あるのでつい手に入れてみたくなってしまいました。
コンディションが良い個体はコレクターによってかなり高額で取引されているようですが、実釣に使うことを考えると多少傷が有るくらいのほうが気に掛けず使えて良いかと思います。
この個体は入手時にハンドルが壊れていたのですが、幸い重症ではなかったのでオリジナルの雰囲気を壊さないようリペア方法に気を使い修理しました。
コレクター?研究者?諸子のクロニクルを紐とくとこの個体は1977年製となるようです。
判別ポイントは以下になります
軸留:マイナスネジ、横からみるとネジ頭がフラット
刻印:ORVISロゴが通常位、®マルアール無し
ラインガード部ピラー形状:ラウンドT
フット:3穴
興味ない方にはマニアック過ぎてなんのこっちゃですが、これが堪らんのよ。
一応スペックは
直径 約76mm
スプール径 約67mm
スプール幅 約17mm
重さ 86.6g
ラインキャパシティー DT4-5番