20150425源流野営釣行

今年の初渓泊釣行、同行者N氏と二人で某渓を目指す。
深夜東京を出て一路北に向かい、
高速を降り深夜のコンビニにで食糧調達をし車止めで暫しの仮眠。

一時間ほどで無理やり起床、身支度を整え日の出とともに歩きだす。
山を乗っ越し川を渡渉し杣道をひたすら歩く、
久しぶりに担ぐバックパックが重い。
途中見つけた山菜を少しだけ採って
取水堰堤を過ぎたあたりでようやく竿を出した。

しかし水温が低く無反応。
小一時間過ぎた頃に巻き返しで初めて反応があった、
その後はタルミに狙いを絞りポツポツ釣り上がる。
昼少し前になるとイワナの活性も上がり
流れから出るようになった。

バックパックを担いでの釣りは堪える、
空腹も限界になったころ
ちょっとだけ厄介な堰堤を越え、
支流に少しだけ入ったところにフラットな幕営地を見つけ
農ポリタープを速やかに設営。
アルコールストーブで湯を沸かしカップ麺とおにぎりの昼食。

ところが幕営適地かと思った場所は
風の通り道のようで
農ポリタープがバタバタとはためく、
流石の農ポリもひもで繋いだ部分がブチ切れるのではないかと心配になり
何度も場所を変えるべきか考えたが
夕方には風も止むだろうとの希望的観測で一致した楽観主義者二名は
タープをそのままにして本流筋を釣り上がることにした。

かくして本流筋はまたしても反応が薄くなり、
午後はさしたる釣果もなくぐったり疲れきって幕営地にもどる。

脆い岩が露出した地形のこの辺りは
やけに方形に剥落した石が多い。
おかげで焚火のかまどは珍しくしっかりしたものに仕上げることができた
水平器を使ったのではないかと思われるほどフラットに
パーセルトレンチが設置出来るのは珍しい。
川筋と平行に石組をしたので折からの強風が効果的に働き
着火剤が無かったが一発でたき火が燃え上がった。

刻んだハリギリをごま油で炒め鷹の爪を加えて麺つゆで煮詰めた具を
焚火缶で炊いたご飯に放り込んで混ぜ合わせ仕上げに白ゴマを振りかければ
極上のハリギリ御飯が完成。
残りのハリギリとタラの芽は薄い衣で天ぷらに。
どちらもバカウマ。

持参した塩ホルモンをあてにウイスキーと焚火をちょっと楽しんだら
歩き疲れと寝不足のおかげで急激に眠気が襲ってきて
早々に寝袋に潜り込んだ。一日目

RIMG0173RIMG0179
RIMG0168
RIMG0169
ここまで来れば後発に追いつかれることはないだろう、水温が低くイワナの活性もわるいので小一時間寝て時間調整。

RIMG0174
10時すぎれば釣れるでしょう。案の定ドライでポツポツ釣れ出した。

RIMG0176
型はそれほどでもないが奇麗な天然イワナ。

RIMG0182
風にの通り道に農ポリタープ張ってしまったようで、タープが持って行かれるくらいの強風に不安になった。しかし釣りから戻ると支柱一本が倒れるも農ポリ0.05mmはブチ切れることなく持ちこたえた。

2015-04-26 06.36.24
剥落していたまっ平らな石をテーブルにして、RSR Stoveで沸かしたコーヒー。
カップはいつものビール缶。これでなきゃ源流の雰囲気でない!のは俺だけ?

RIMG0183
おニューのパーセルトレンチと焚火缶小。焚火で飯炊きはお手のもの。

RIMG0184
ハリギリ飯。タラの芽より山菜独自のコクがあって堪らない旨さ、コシアブラ飯と同等もしくはそれ以上か。

RIMG0185
ハリギリとタラの芽のテンプラ。焚火でカラッと揚がって極上、これぞ春の味。
そうそうこのお皿、じつは100円ショップのフライパンの取っ手を外したもの、もちろんそのまま火にも掛けれるし皿にもなるしお気に入り。アウトドア用のフライパンて縁が直角に上がっていて何となく使い辛くないですか?

2015-04-26 06.07.07
2015-04-26 06.36.28
乾いた薪も豊富、なにしろ地面がフラットで快適なテン場。
その上、かまどに適した石がごろごろ、鍋の中の水面をみれば水平具合がわかる、
こんなこと滅多にない。

2015-04-26 06.27.59
手前に無造作に放ってあるのは鍋つかみとトングの合体品、いぜんMYOG JAPANで絶賛?の嵐の品w

2015-04-26 13.42.52鹿角拾った。