アルコールストーブ開発の現状報告

開発中のアルコールストーブ(RSRストーブ)の途中報告です。
メインパーツとなるアルミ削り出しによるインナーの形状はほぼフィックスしました。
というより、多くの変数にそれぞれ様々な値を入れてテストを繰り返しで最適値を探ってきたのですが、こればっかりは、こだわり出すと際限が無くテストが繰り返されることになってしまうので、恣意的に敷居値を設定して終息させたのです。
とは言え、いい加減に終わらせた訳ではなく納得できるパフォーマンスを得ることが出来たと思っています。

IMG_1774

開発当初は、CHSストーブの定義に則りJET噴射までの時間短縮に重きを置いていましたが、
結局のところストーブは湯を沸かす道具なので、フィールドで早く効率的に湯を沸かすことが出来ることを重要視しました。あたりまえだけど。

IMG_1782

条件は限定されますが給湯のベストタイムは3:02秒でした(着火から95℃達成までの時間)
水温24.3℃ 400ml Jetboilのフラックスリング付きカップ使用 燃料の各含有量(メタノール76.6% エタノール21.4% イソプロパノール0.3%)
東京都杉並区 海抜約50m

P1020276

テストするにあたって結果を一番左右する変数は火口から鍋底までの距離ということも判りました。
現状は屋内試験ですので風による影響が殆どなく、かなりシビアに最適値を探ることができたのです、これにより次は専用五徳の仕上げに入ります。
また、炊飯用の火力調整リングと消火用の蓋も作ります。

そうそう、先ほど金属加工会社より連絡があり、発注していた専用容器(アルミ製)が出来上がったようなので来週からはアルミ缶を卒業します。一歩前進。

アルコールストーブ開発の現状報告」への3件のフィードバック

  1. JSB やまかわ より:

    私も FREVO stoveとコンパニオンカップで
    400ml給湯をやりました。水温25℃から。
    jet to pot : 80mm 此れは、鼻と目で決めました
    メタノール13.5ml 使い 着火から3分30秒位で
    激しい沸騰となりました。
    平らな底面ならば、40mmぐらいで OK♪

    • RSR より:

      JSBさん
      貴重な情報有難うございます。近いうちに製品版のRSRストーブをお見せできそうです。専用五徳の高さに迷っていたところだったので大変ありがたい。

  2. JSB やまかわ より:

    400給湯は、13.5mlのメタノールで激沸騰までが
    3分30秒でした。コンパニオンカップ使用です。
    jetからポットまでは、遠い方が速そうですよね
    因みに、80mmでの データです
    水温25℃からです。

コメントは停止中です。